国立国際医療センター戸山病院 消化器内科の実績と特徴

■病院名

国立国際医療センター戸山病院

■所在地

新宿区戸山1-21-1

■特色

NBI(Narrow Band Imaging、狭帯域光観察)や拡大内視鏡により
消化器がんの早期発見・深達度診断に努めており、
早期がんに対しては積極的にESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を施行している。

肝がんに対するラジオ波焼灼療法を行っており、
特に肝疾患患者の生命予後改善を第一義とした集学的治療を心がけている。

入院患者の4割が消化器がんであり、
進行がんに対しては外来化学療法室の活用により
抗がん剤治療を積極的に行うとともに、
緩和ケア科との緊密な連携により終末期医療にも取り組んでいる。

このように、全人的な医療理念に裏付けられた
高度総合医療の実践が方針。

■症例数・治療・成績

06年4月~07年3月の1年間に当科へ入院した
消化器疾患患者総数は1,993人で、
食道がん51例、胃がん192例、胃潰瘍73例、十二指腸潰瘍28例、
大腸がん175例、原発性肝がん237例、急性肝炎32例、
慢性肝炎58例、肝硬変146例、膵がん83例などが主なものである。

07年4月~08年3月の1年間における各種検査・治療件数をみると、
上部内視鏡検査件数(治療を除く)6,032例、
上部内視鏡治療件数492例(食道ESD5例、胃ESD66例、胃EMR24例、
止血術186例、EVL+EIS67例、拡張術48例、胃瘻造設101例)、
下部内視鏡検査件数(治療を除く)2,135例、
下部内視鏡治療件数670例(ESD+EMR+ポリペクトミー666例、拡張術4例)、
小腸カプセル内視鏡18例、胆道内視鏡治療件数101例、
新規インターフェロン導入例51例、新規肝がん数34例、
ラジオ波焼灼療法124例、肝動脈塞栓術103例などであった。

内視鏡件数は近年飛躍的に増加しており、
01年における上部消化管内視鏡件数3,888例、
下部消化管内視鏡件数1,236例に比べると上部で1.7倍、
下部で2.3倍、総数では1.8倍と伸びている。

肝硬変診断から肝がんが発症するまでの期間は約7年だが、
肝がん発症後の生存年数は著名に延長している。

01~06年の調査によると、
肝がん診断時からの生存期間は中央値5.2年(315例)で、
当科における肝がん患者の5年生存率も53%ときわめて良好であった。

これは00年以降に導入したラジオ波焼灼療法を中心とした
集学的治療の効果と考えられる。

この結果、当科における肝硬変患者の死因のトップは
90~97年の肝がん死から01~06年の肝不全死へと入れ替わっている。

■主な医療設備

MDCT、MRI、PET、各種シンチ、
電子ファイバースコープ(上部消化管、小腸、下部消化管)、
超音波内視鏡(EUS)、ヤグレーザー、
腹部超音波・カラードプラ超音波診断装置。

■外来診療時間

月~金まで毎日5ブースで診療。
紹介状はあれば持参するのが望ましい。
このほか、セカンド・オピニオン外来としての対応も
医療連携室を通して予約可能。

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