癌研有明病院 消化器内科・内視鏡診療部の実績と特徴

■病院名

癌研有明病院

■所在地

江東区有明3-10-6

■特色

※消化器センター
消化器内科は、癌研有明病院消化器センターの一翼を担う、
消化器がんの診断と治療を行う専門医集団である。

消化器センターは内科・外科・化学療法科で構成されるが、
関連する内視鏡診療部、画像診断部、放射線治療部、
緩和ケア科と密接に連携を取りながら、
初診時から一貫した診療を行っている。

※電子カルテ
病歴、検査データ、画像データ、治療内容など、
患者情報のすべてが電子カルテにより一元管理され、
医師同士および医師看護師間の連絡が密に行われる。

さらに各科の医師が大きな部屋を共有し、
他科の医師との風通しがよいため、
患者にとって最善の方針をリアルタイムで
決定することが可能となった。

※キャンサーボード
様々ながんに対する治療方針は、
検査結果に基づき各グループの検討会で決定されるが、
問題症例の治療方針は関係各科の専門医が週1回一同に会する
「キャンサーボ一ド」で討議され決定される(年間100症例程度)。

※患者の援護
消化器センターの医師は、消化器がん患者の診療にとどまらず、
院内各科の患者のがん治療のための援護射撃
(栄養サポート・感染制御・症状緩和)も行っている。

栄養サポートチーム(NST)は、
全入院患者(700床)の中から低栄養状態の患者を拾い上げ、
その栄養状態改善のためのアドバイスを行い、
必要に応じて胃瘻を造設し、強制栄養を実施している。

感染制御チーム(ICT)は各科の感染対策を指導し、
院内感染の予防を行っている。

漢方サポート外来では、各科でコントロール困難な
患者の症状を漢方薬で緩和している。

■症例数・治療・成績

内視鏡施行件数は、07年度の1年間で、食道・胃9,818件、大腸4,389件。
これに健診センターの6,000件余りを加えると年間2万件以上となり、
検診専門施設を除いて、全国一の内視鏡施行件数を誇る。

※原発不明がんプロジェクト
他院から紹介された原発巣の不明な転移がん(年間100例程度)に対しては、
消化器内科が中心となり様々な検査方法を駆使して原発巣を検索する。

その際、CTガイド下針生検、
胸水腹水の細胞ブロック作製による免疫染色、PETなどが行われる。
最後まで原発巣が不明ながんに対しては、
化学療法科が有効性の高い抗がん剤を用いて治療を行う。

※消化管がん(腺腫を含む)の内視鏡的治療件数
07年度の1年間で、食道100件、胃260件、大腸1,930件であり、
最近では頭頸科と共同して下咽頭がんの内視鏡的治療も行っている。

※肝胆膵がん
年間治療件数は、肝細胞がん120件、胆管がん42件、
胆嚢がん20件、膵がん110件である。

肝細胞がんに対しては、デンプン粒を用いた肝動脈塞栓治療(DMS-TAE)、
肝動脈内抗がん剤注入療法、ラジオ波焼灼療法(RFA)、
タノール注入療法(PEIT)などを症例に応じて行う。

転移性肝がんに対しては、外科的切除が可能な場合は切除し、
切除不能の場合は全身化学療法あるいはDMS-TAEを行う。

※化学療法
手術不能あるいは手術後に転移再発した消化器がんに対して行われ、
臓器別に化学療法専門医が対応する。

※ペブシノゲン外来
胃がんが心配な希望者に対しては、
血液中のペプシノゲンとピロリ菌抗体により
胃がんの高危険者と確認されれば除菌を行う外来である。

■主な医療設備

CT、CTガイド下生検装置、MRI、PET、PET-CT、超音波、
カラードプラ超音波装置、超音波内視鏡、
ハイビジョン電子内視鏡システム、NBI観察装置、
大腸内視鏡ナビゲーションシステム、リニアック、
定位放射線照射装置、小線源治療システム他。

■外来診療時間

原則予約制。初診患者は医療連携室に電話(03-3570-0541)で申し込む。
平日は午前9時~平後5時、土は午前9時~12時(第2・4土は休診)。
紹介状なしでも受診できるが、
前医の紹介状(診療情報提供番)があることが望ましい。

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NTT東日本関東病院 消化器内科の実績と特徴

■病院名

NTT東日本関東病院

■所在地

品川区東五反田5-9-22

■特色

病床数665の総合病院で、企業立病院ではあるが一般開放されている。

人間ドックや緩和ケア病棟も併設されている。

特に寺谷主任医長らの肝臓がんのラジオ波治療や
大圃医師らの消化管がんの内視鏡治療などでは
多くの患者紹介を受けて多数の診療実績がある。

学会施設認定は、日本内科学会の他、日本消化器病学会指導施設、
日本消化器内視鏡学会指導施設、日本大腸肛門病学会指導施設、
日本肝臓病学会指導施設に指定されている。

新知見の開拓にも日夜努めており、
研究機関との共同研究も行っている。

■症例数・治療・成績

07年度の外来患者数は42,566人、入院患者数は1,645人で、
平均在院日数10.7日で、常に50人程度の患者が入院している。

上部消化管内視鏡、下部消化管内視鏡、逆行性胆道膵管造影は
各々年間15,889件、6,772件、230件であった。

※食道疾患
早期食道がんに対する検査・治療が増加している。
拡大内視鏡、NBI観察、ヨード染色などを併用して
食道がんのスクリーニングから精査まで行い、
適応があるものに対しては内視鏡治療を行う。

当院では早期食道がんに対する内視鏡的切除は
もっぱらESD(粘膜下層剥離術)で行っている。

07年度は24件だったが、
08年から食道がんにもESDが保険適用となった。

進行した食道がんに対しては、
症例に応じて手術または放射線・化学療法が行われる。

※胃・十二指腸疾患
早期胃がんの内視鏡治療も急増しており、
治療困難症例も多く紹介されて治療対象となっている。

07年度は173件の胃ESDが行われた。
進行した胃がんに対しては症例に応じて
手術や化学療法を施行している。

※大腸疾患
大腸がん、大腸ポリープに対する内視鏡治療が非常に多く行われる。

07年度は大腸ESDが31件、他の大腸腫瘍切除が1,484件行われた。
進行した大腸がんに対しては手術または化学療法が行われる。

※肝臓疾患
C型慢性肝炎からの肝硬変、肝がんが大きな問題となっており、
肝がんに対するラジオ波治療が寺谷主任医長の着任とともに急増している。

原発性肝がんのみならず転移性肝がんの治療も多く、
巨大なものや多数あるようなものも治療対象となる。
07年度のラジオ波治療は238件。

※胆膵疾患
膵がんも増加が著しいが、
残念なことに手術で治癒が期待できる事例はごく限られる。
新しい抗がん剤による治療やステント治療が多く行われる。

■主な医療設備

内視鏡システム(拡大内視鏡、NBIシステムを含む)、
内視鏡画像ファイリングシステム、カプセル内視鏡、
ダブルバルーン内視鏡、超音波診断装置、ラジオ波治療システム、
CT、MRI、血管造影、放射線治療。

■外来診療時間

月~金。初診受付は午前8時30分~11時。
午後は予約外来のみ。

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東京都立駒込病院 消化器内科の実績と特徴

東京都立駒込病院

■病院名

東京都立駒込病院

■所在地

文京区本駒込3-18-22

■特色

東京都のがん感染症の高度医療センターとして位置づけられ、
都道府県がん診療連携拠点病院である。

肝疾患を除く消化器疾患全般の診断と治療を行っているが、
入院患者の約6割は腫瘍の患者が占める。

早期がんの内視鏡治療を積極的に行っており、
特に早期食道がんの内視鏡的粘膜切除術(EMR)は、
88年、世界に先がけ当院で開発され、豊富な経験数を誇る。

早期胃がんや早期大腸がんに対する内視鏡治療も同様に積極的に行っている。
日本消化器病学会および日本消化器内視鏡学会の指導施設である。

■症例数・治療・成績

病床数49床、入院患者数は年間約1,400人である。

年間の内視鏡検査件数は、上部内視鏡検査約7,400件、
下部消化管内視鏡検査約3,500件、
内視鏡的逆行性胆管膵管造影約260件である。

※食道がん
早期がんでは、年間80例を超える患者の内視鏡治療を行っており、
07年までに約700例と全国でも有数の症例数である。

粘膜固有層までにとどまるものが最も良い適応である。

粘膜下層剥離術(ESD)も導入し、
大きさ、深達度などから症例に応じて施行している。

合併症としての出血は5例、穿孔は1例のみで、
食道粘膜がんに対するEMR/ESDの10年生存率は67%(食道がん死は0.4%)で、
外科手術例との間に有意差はない。

外科的切除に比べ、侵襲が少なくQOLの良好な利点がある。

外科手術不能な進行がんでは、外科、化学療法科、放射線科と連携し、
適切な放射線化学療法を行っている。

また、狭窄の強い例ではステントの挿入留置も積極的に行っている。

※胃がん
早期がんに対するEMR/ESDは年間約120例で、
早期胃がんに対する内視鏡治療は07年までに約990例である。

02年からはESDを導入し、最近はほとんどの症例でESDが行われ、
胃がん治療ガイドラインに準じた適応病変、
適応拡大病変に対する治療を行っている。

最近4年間(04~07年)に施行したESD381例における合併症は、
出血14例(3.6%)、穿孔6例(1.3%)であり、
他施設に比較して低い率である。

胃がん症例は早期がん、進行がんにかかわらず全例を対象に、
外科、化学療法科、内科間でディスカッションを行い、
患者のQOLを考慮した最良の治療方針を選択している。

※大腸腫瘍
大腸がん入院患者は年間約120例であり、
腺腫やがんの内視鏡治療を目的とした
07年の入院は360例程度である。
病変により切除法をEMR(267例)、

病変周囲粘膜を切開後に絞扼して一括切除を目指す辺縁切開EMR(20例)、
ESD(75例)に分けて選択し、クリニカルパスを作成して
安全で効率の良い治療を目指している。

ESDでは3例に出血、4例に発熱・腹痛、2例に穿孔を認め、
穿孔例は外科的切除を追加した。

ESDの雛易度、合併症のリスクは高いが、
従来は外科治療の対象病変が多く、
特に下部直腸の粘膜下浸潤がんが疑われる場合、
人工肛門造設術を含めた過大な侵襲を回避できることがあり、
外科と内科合同で症例を十分検討して治療方針を決定している。

進行がんでは、外科と緊密に連携し治療にあたっている。

※胆道がん・膵がん
臓器の特徴として大多数の対象は進行がんである。

年間約80例の入院がある。
閉塞性黄疸例では、経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)や
内視鏡的経鼻胆管ドレナージ(ENBD)、
内視鏡的胆道ドレナージ(ERBD)などにより適宜減黄処置を行っている。

最終的な治療方針については、
外科、放射線診断部、化学療法科などとともに検討し、
最適な治療を決定している。

膵がんの中で局所進行手術不能例に対しては、
外科放射線科と連携し、術中照射と体外照射を併用することで
非治癒切除術に匹敵する成績をあげている。

局所進行胆嚢がんについては、
温熱・放射線・化学療法(三者併用療法)を行い、
平均予後9カ月と非治癒切除術と同等な予後を得ており、
QOLの向上にも有効である。

胆道がん、膵がんで遠隔転移が見られる場合は、
塩酸ゲムシタビンやS-1を主にした標準的化学療法を行っている。

■主な医療設備

CT、MRI、US、各種電子内視鏡、超音波内視鏡など。

■外来診療時間

月~金。予約(電話:03-3823-4890)または紹介状が必要。

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東京都立墨東病院 内科(消化器内科)の実績と特徴

東京都立墨東病院

■病院名

東京都立墨東病院

■所在地

墨田区江東橋4-23-15

■特色

悪性腫瘍、急性および慢性肝炎、
食道静脈瘤、炎症性腸疾患など幅広い消化器診療を行っている。

またERを併設しているため上・下部消化管出血、急性膵炎、
閉塞性化膿性胆管炎をはじめとする消化器救急疾患の治療も数多く行っている。

■症例数・治療・成績

消化器内科として入院病床約50床。
月間外来患者約1,000人。

年間約3,500件の上部消化管内視鏡検査を施行。

早期胃がん・胃腺腫などの上部消化管腫瘍に対しては
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD:30件)を行っている。

下部消化管内視鏡検査は年間約1,600件施行。
肝細胞がんに対しては肝動脈塞栓術(80件)、
ラジオ波焼灼術(10件)を行っている。
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)は年間120件施行。

■主な医療設備

電子ファイバースコープ、超音波(カラードプラ)、
CT(3D)、MRI、血管造影(DSA)

■外来診療時間

受付=月~金の午前8時30分~11時、土は午後3時まで。
他院からの紹介状、電話予約を取ることが望ましい。
土の消化器内科診療は不定期。

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国立病院機構災害医療センター 消化器科の実績と特徴

国立病院機構災害医療センター

■病院名

国立病院機構災害医療センター

■所在地

立川市緑町3256

■特色

経験豊富な専門医スタッフが肝胆膵・消化管疾患すべての分野をカバーする。

C型肝炎難治例に対し、ペグインターフェロン(IFN)+リバビリン治療や
新しい治療(治験)を積極的に行う。

肝がんは外科、放射線科との合同カンファレンスを通じて、
肝切除、局所治療(エタノ一ル注入、ラジオ波)、肝動脈塞栓療法、
持続肝動注療法など多彩な集学的治療を行っている。

内視鏡室には指導医・専門医を配置し、
救命救急センターと連携して救急症例に対応する。

通院治療センターで、消化器がんの外来化学療法を行う。
炎症性腸疾患に顆粒球除去療法、レミケード治療を積極的に行っている。

■症例数・治療・成績

07年度入院患者607人、外来新患1,397人。

07年新規IFN導入25例、新規エンテカビル導入2例、新規肝がん治療22例。

07年内視鏡検査件数は上部約2,600例、下部約1,400例、
上部および下部内視鏡治療(ESD:内視鏡的粘膜下層剥離術、
EMR:内視鏡的粘膜切除術など)

■主な医療設備

64列MDCT、MRI、DSA、SPECT、カラードプラ超音波装置(造影超音波検査)、
電子内視鏡多数、超音波内視鏡など。

■外来診療時間

月~金。初診受付は午前8時30分~11時。
(なお、紹介初診では医療連携室が窓口に)

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